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夫の実家と私の実家
地域も親の年代も兄弟構成も全く異なる。
それなのに、何故か私達夫婦は親や兄弟から同じことを求められている。
「実家に住んで欲しい」と。

親の介護に関しては、結婚前からある程度の覚悟は決めていた。
夫の実家と同じ市内に住むことにしたのも、そんな理由からだ。
夫の兄弟はみんな県外、しかも遠方で生活している。
父を見送り、母がいるうちは何とか頑張るつもり、でもその先は別にこの地域で生活することに拘っている訳ではない。

私の実家は、まあ色々と問題山積みだ。
ただ、介護から完全に逃れるなんて出来ないだろうからな…
数十年後には状況は同じだと思う。


親がそこで生活しているから色々手入れをしているけれど、実家そのものに強い思い入れがあるわけではない。
それを伝えても、なぜ理解してくれないのだろう。

高齢な夫の母が「私がいなくなったら、あなた達がここに住めばいいのよ。」と言うのは、まあ分からないではない。
そういう気持ちになるよね、と思う。

ただ、兄弟までその考えでいるとなると、「ちょっと能天気すぎないか!」と感じる。
正直な所、介護だけで勘弁して欲しい。
実家や墓については、残したいと思うのであれば残したい人が管理してくれ。
管理しきれないなら、兄弟が動けるうちにきちんとあとじまいをしたい。
お盆とお正月に訪ねて「ハイ終わり」というわけにはいかないのだから。

「実家を孫たちの交流の場にしたい。」
…そう思う人が実家のメンテナンスしてくれ。
今は母が生活しているから、何とか保っているだけだ。



悪気なく「あなた達が実家に住めばいいね。」と、「あなた達夫婦だって助かるでしょう。」というニュアンスを込めて言われてしまうと、本当にげっそりしてしまう。
私達だって持ち家あるし、別にいいです。

あなたが実家に住んだらいかがですか?と逆に言うと、「もう築何十年の古い家だし。」「田舎だし。」「こんな所に帰ってきても。」等など。
私達だって同じです。
あなたがいらないものは、私達夫婦だっていらないのです。

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