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実家周辺に住んでいる幼馴染たちは、概して結婚が早い。
成人式の頃には結婚という話があちこちから出てきて、
私が「卒論どーしよー、就職どーしよー」なんて言っている時には子どもが産まれていて…
高校までは同じだったような気がするのに、その後のスピード感には驚くばかり。

さて、私がようやく結婚となった20代後半頃、幼馴染の中には「独立する人」が出てきた。
「子どもが小学生になって落ち着いたから。」と、マッサージ、飲食店、理美容関係のお店の経営を始めた。

結婚して遠方に住むようになってからは地元の付き合いも遠慮しようと考えていたのだが、実家に住む両親が勝手に「文乃から」と開店祝いなどを包んでしまっていた。
ある日突然、開店祝いのお返しが届いてビックリということが何度もあった。

こちらも「どんなお店なのかな~」と興味がないわけではないので、
お返しに記載されている店名でネット検索をしてしまう。
事業内容とかはどうでもいいのだけれど(笑)、毎度気になるのはコメント・掲示板。

店舗のSNSであればフォロワー、掲示板みたいなものがあればその投稿欄に、かつての同級生がずらり…
ニックネームのようなユーザー名でも、読めば「あぁ、あの子だ!」とすぐに分かってしまう。
文章の組み立て方のクセって、大人になっても変わらないものだなと感じた。
開店直後は、お店からのメッセージもコメントもポジティブな雰囲気。

しかし、どうしてどれもこれも同じ道を辿ってしまうのだろう。
数年経つと経営者側のつぶやきがだんだん弱気に、そして愚痴っぽくなって…
これに呼応して、慰め励ます言葉、客側のマナーを糾弾するような同級生からのメッセージが増えていく。
擁護する声が大きくなるから、ますます経営者側の「ぶっちゃけ話」が多くなる。


他人が見たら怖いよね。
やり取りをしている人の顔が懐かしく思い出される私ですら、ちょっと気持ち悪いと感じてしまった。
お店を検索してこれを読んだら、「うるさい常連がいそう。」「客のマナーに厳しくて、何かあったらネットに晒されそう。」と思うよねーと。

子どもの頃からの付き合いを大切にするのはいいけれど、店舗公式でやらない方が良いのでは…
応援しているつもりで、友人のお客を遠ざけているようにか見えなかった。



昨日買い物に出掛けたときに見つけた、カフェ。
落ち着いたら行ってみたいな~と、帰宅してからネット検索した。
…SNS投稿を見て、即「やめよう。」
ついでに、上に書いた数年前の出来事を思い出してしまった。


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