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四十路手前の私。
幼なじみや大学時代の友人の親世代は60代~70代前半。
このところ、同級生の「親の離婚」の話を聞くことが続いている。

母から「Kさん家、離婚したんだって!」「2月頃から奥さんが家にいないって近所で言ってたんだけど…」と電話があった。

K家の長女であるAちゃんとは、家が近いこともあり赤ん坊の頃からの付き合い。
(素っ裸でビニールプールで遊ぶAちゃんと私の写真が多数残っている)

ともに子どもは女の子のみの家庭、さらに長女同士ということで、高校生くらいまではお互いの苦悩みたいなものを話し合った事もあった。
私が大学時代に実家を離れて、結婚して遠方で生活するようになって、顔をあわせる機会はほとんどなくなった。

Aちゃんは、結婚して夫と子どもを連れて地元に戻ってきている。
今でも、実家に帰省すると、私の車が庭にあるのを見つけて家に訪ねてきてくれる。
ありがたいと思うんだけれど…気持ちがついていかない。

「地元で生活するのが一番!」「文乃も旦那さん連れて実家に帰ってきなよ」
同い年のAちゃんにこんなふうに断言されてしまうと、親世代の人から言われる以上に追い詰められてしまう。

Aちゃんの両親は、私の家と違い昔から仲が良かった。
娘夫婦が家に戻ってきて同居して、孫も3人いて賑やかなのに、どうして今?
さすがの母も呆然としていて、私にあれこれ言うことなく、用件のみで珍しく直ぐに電話を切っていた。


この話の後、大学時代の友人からも「実は最近両親が離婚した」と聞いた。
出産祝いをおくった所、内祝いとあわせて数年ぶりに手紙が届いた。

この友人の両親とは、大学生の時に一緒に食事をしたことがある。
都会住まいの核家族、共働きでお互いに自立した夫婦という雰囲気で、私はすごくうらやましかった。
両親が退職してから徐々にギクシャクし始めたということだけれど、やはりどうして?と思ってしまう。


子どもの頃から仲が悪い両親(両親どころか父方母方の祖父母も)のもとで育った。
激しい喧嘩で母が家出したり、父が家に帰ってこなかったり、そんな状態がずっと続いてきた。
感覚が麻痺してしまっているのか、今では「いっそ離婚した方がスッキリするのでは?」と心のなかでつぶやき放置してしまう。

こんな私だけれど、顔が思い浮かぶ夫婦の離婚話には結構動揺してしまっている。

次にAちゃんと顔をあわせてしまったら、どう反応すれば良いんだろう。
それ以前に、大学時代の友人にはなんと返事をすれば…
離婚という事実に狼狽えるばかりで、何も考えられない。


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