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先月の会合を以て2022年の自治会役員の仕事は終わり、と思いこんでいたのだが、1月のどんど焼きまでは役員として行事に参加しなくてはいけないらしい。
このことを知ったのは12月の最終週のこと。

そもそもこの自治会はどんど焼きをやっていたのか!と驚いた。
それもそのはず、2021年と2022年は感染症拡大のため中止。
その前の3年は、どんど焼きの会場となる学校の校庭が使えず(工事やら体育館移設やらで)中止。
なんと5年ぶりの復活なのだそう。
我が家は後から引っ越してきたので、行事に関してはいまだによう分からん…

久しぶりに行われるということで、準備段階からゴタゴタだった。
朝8時に、夫は学校の校庭、私は公民館に集合。

公民館では子供会の方々が、小学生以下に渡すお菓子を個包装中。
「子どもも少ないし、正月明けに行事なんてしなくていいのに。」という会話が聞こえる。

公民館の玄関では、敬老会の面々が大騒ぎ。
子供会の会長をつかまえて、「これどうするの!」とすごんでいる。

公民館前にしめ縄・正月飾り・だるま等を集めていたのだけれど、袋で覆われたものや金具がついたままの飾りがたくさんあった。
先月配布したどんど焼きのお知らせに「ビニールと金具は必ず外してください。」の文字を入れ忘れていたそうだ。

どうするの!って言ったって今更どうしようもないよね。
各家庭に戻すわけにもいかないし。
というわけで、私は家に戻りニッパーを持って再び公民館へ。
一つ一つ確認して、ビニールを剥がし金具をチョキチョキ切り離す。

公民館の外で一人、正月飾りが入ったかごを前にひたすら作業。
寒かったしあまりの数の多さに気が遠くなりかけたものの、一人のほうが断然気楽。
子供会の人の中に入って何をすれば良いのか分からない状況に身を置くよりも、しなくてはならないことが明確であるほうがありがたい。

しかし、集まったものを見ると、皆さんちゃんとお正月に飾り物をしているんだなあ。
我が家は、おせちも正月飾りもだるまも鏡餅もなし。
お正月用の花の寄植えを玄関に飾るのみ。
夫の父が亡くなり、夫の実家の諸々を引き受けるようになってから、「兄姉が帰省してくる盆正月は無理しないようにしよう。」が合言葉の私達夫婦。
当然、どんど焼きに出すものなんて一つもない。

作業を終えて、敬老会の人と一緒に学校の校庭まで飾りの入ったかごを運んだ。
道すがら、「今年は開催出来て本当に良かった。」「やっぱり子ども達にもどんど焼きを体験させたい。やめるなんてとんでも無い。」という声が上がっていた。

言っていることは分かるのだけれど…
正月疲れがまだ抜けない私は、聞いていて複雑な心境になった。

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