午前中在宅の仕事をしていると、母から電話がかかってきた。
挨拶もなしにいきなり、
「あのねぇ、養子はやめたほうがいいわよ!」。

先日同様、ニュースで国際養子縁組・あっせん団体のことについて読んだか聞いたかしたようだ。
「いいかげんな団体があるようだし。とにかくやめなさいね。」
どうしてもすぐに私に伝えないといけない、という使命感一杯の様子だった。


私がいつ母に養子について相談したことがあったのだろう?、なんて思っても無駄。
母の中で勝手にストーリーが出来上がっていて、
娘夫婦に子供がいない⇒養子を貰ったほうがいいという母の考えが、
いつの間にか「娘夫婦は養子を望んでいる」に変わってしまうのは良くあること。
それも最近始まったことではなく、私が子供の頃からだ。

一定の間隔で相づちを打ちながら、母が話すことに飽きるのをひたすら待つだけ。
ただ受け流すこと、それだけしか私には出来ない。


気が重いのが、最近父も母と同じような状態になって電話をかけてくる機会が増えてきていること。
元々自分でストーリーを作って、「子供がそう望んでいる!」と頑固に考えるようになるところは母と共通していた。
定年退職してフルタイムでの仕事でなくなって以来、父からの電話も以前よりずっと頻繁にかかってくるようになってきている。

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